CocoonでフロントページだけヘッダーロゴをH1タグにする方法

CocoonのサイトロゴをH1タグに変更する方法をご紹介します。
コードをコピペ
以下のコードをfunctions.phpにコピペで完了です。
// フロントページのヘッダーロゴをH1に変更
add_filter( 'the_site_logo_tag', function( $all_tag, $is_header ) {
if ( is_front_page() && $is_header ) {
$all_tag = str_replace('<div', '<h1', $all_tag);
$all_tag = str_replace('</div>', '</h1>', $all_tag);
}
return $all_tag;
}, 10, 2 );
フィルターフックの利用
the_site_logo_tag
フィルターで、ロゴタグのHTMLを受け取り、必要な部分だけ加工しています。
条件分岐
is_front_page()
:トップページのときだけ実行する$is_header
:ヘッダー部分のロゴであることを確認する
この2つの条件を満たす場合にのみ、タグを書き換えます。
div → h1に置換
str_replace()
を使って、開始タグ<div
を<h1
に、終了タグ</div>
を</h1>
に置き換えています。
Cocoonのロゴ出力の仕組み
Cocoonでは、header.php
の中でtmp/body-top.php
が呼び出され、さらにtmp/header-container.php
を経由してロゴ部分が生成されています。
最終的にロゴタグの生成にはgenerate_the_site_logo_tag()
という関数が利用されています。
この関数はlib/html-forms.php
の394行目付近に定義されており、以下のapply_filters
を通して出力されています。
echo apply_filters(
'the_site_logo_tag',
$all_tag,
$is_header,
$home_url,
$site_logo_text,
$site_logo_width,
$site_logo_height
);
つまり、このthe_site_logo_tag
フィルターを利用すれば、直接テーマファイルを編集することなく、ロゴのタグを自由に変更できるというわけです。
留意点
将来的に、Cocoonのアップデートで仕様が変わった際にはうまく置換できない可能性はありますが、変わったとしても大きな問題ではないので気にすることはないと思います。
また、ロゴタグをH1に変更したことで、ページタイトルのH1と併せて2つ存在することになりますが、H1は複数あってもSEO的に全く問題ありません。
ページタイトルの方は、固定ページ内のページ設定で「タイトルを表示しない」にチェック入れるか、CSSでdisplay:none
にすればOKです。
まとめ:正直あまり気にする必要ないかも
現在はAIや検索エンジンの進化により、見出しタグやロゴタグが(昔の)推奨通りでないからといって、SEO的に不利になる可能性は限りなく低いと考えられます。
が、クライアントの意向に合わせて実装する場面も少なくありません。
今回ご紹介した方法は、テーマを直接編集せずにカスタマイズできる安全なやり方です。
必要に応じてご活用いただければと思います。

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