
仕事の面接で受かるコツを知りたい!
このような悩みにお応えしていきます。
就職やバイトの面接で、何を話したら好印象なのか、どんな服装をしていったらいいのかなど、悩みは沢山ありますね。
今回は美容の経営者であるわたくし目線での面接のコツを紹介していきますので、面接の際のヒントにして頂ければと思います。
この記事で分かること
- 面接に適した服装
- 面接でのポイント
- 応募から採用されるまでの流れ
あくまでも一個人の意見ですので全てに当てはまるわけではありません。
こういった採用のされ方もあることをご承知いただければと思います。

面接に関しては過去を含めて50人くらいしてきました。
参考程度にどうぞ。
就活・バイトでの面接のコツ

では、さっそく面接のコツを紹介していきます。
自己紹介のポイント
自己紹介での好印象を与えるポイントは2つ。
自己紹介でのポイント
- ハキハキしているか
- 笑顔が多いか
たったこれだけですが、この2つを実践するだけで大きく印象は変わります。

明るい印象を持ってる人だと安心して接客を任せられると思いました。

第一印象って後も影響するから大事なんですね!
面接ということもあり緊張するかもしれませんが、少なくとも最初にこの2つを心がけると好印象を与えることは間違いありません。
後の会話がスムーズになることになるでしょう。
基本的にカフェでの面接を行なっていたのですが、以下の様なミラーリングしてきた方も好印象でした。

飲み物は何がいいですか?

オーナーさんと同じもので!
ミラーリングとは、同じしぐさや行動をすることで、安心感や親近感を与える心理効果です。
服装について
「身だしなみ」は第一印象を決める重要なポイントです。
たかが服装と思っている方は少し考えを改めた方がいいかもしれません。
「身だしなみ」はそのひとの性格がそのまま現れているところであり、好印象を与えるも、悪い印象を与えるも全て影響してきます。
かといってそんな難しい問題ではなく、必要最低限の清潔感を守っていれば何も問題はありません。
清潔感の主なチェックポイント
- シワだらけになっていないか
- 放置されたシミ汚れはないか
- 髪は整えているか
- 爪は手入れされているか
- 嫌な臭いはしないか

特にうちの場合美容業だから清潔感を普段から持ってない人はNG
このように【大事な面接】でさえ必要最低限の清潔感が持てない方だと、お客様の前でも清潔感を出すことは難しいと感じます。
大きなシワや汚れが付いたままだと、自分はだらしない性格ですとアピールしているようなもの。
急に清潔感を出せといって出せるものでもないので、普段の生活から意識していくことが採用の第一歩です。
服装の指定がない場合はスーツ?私服?
結論から言うと、基本的にはスーツ、私服であればジャケパンがおすすめです。
ジャケパン=テーラードジャケットに、別素材や色のパンツを合わせたスタイル。
私服でもジャケパンであれば、カフェやレストラン、オフィス等どんな場所でも浮くこともなく適応することが出来ます。
私服指定の場合、TPOにあった服装が出来ているかを見ている可能性もあるので、ゆるすぎる服装、派手すぎる服装は避けておいた方が無難。

「私服=普段着」ではないということね!
もちろんスーツスタイルは万能なので、私服指定でも間違いはありません。
基本的にはスーツ、私服であればジャケパンがおすすめです。

服装指定はしなかったけど、実際にはスーツが多かったかな?
でも本当どちらでもOK!
質疑応答は結論から話す
面接では時間が限られていることが多い為、質疑応答は結論から話すのが理想です。
また、最初に結論を伝えておくことで、途中で何が言いたいか分からなくなってしまったということも防ぐことが出来ます。
「結論」→「理由」で簡潔に伝える。
仮にNGな例をあげましょう。

今までで一番がんばったことは何ですか?

はい、私は昔から体が弱く、何にも自信が持つこが出来ませんでした。
しかし、友人に誘われてジムに通い半年たったくらいにとてもやる気が出て、どんどん成長を感じられました。
ですので、一番がんばったといえるのは筋トレです!
最後の言葉を聞くまで何を話しているのが面接官には伝わりません。
話しも長くなり、少しダラダラした印象になります。
では次に、良い例をあげます。

今までで一番がんばったことは何ですか?

はい、一番がんばったと言えるのは筋トレです!
なぜなら体が弱く自信を持てなかった私が、何にでも挑戦したくなったくらい成長を感じさせてくれたからです。

その筋トレを始めたきっかけは何ですか?

筋トレは友人からの誘いがきっかけです。
自信が持てなくなっていた時に友人が元気付けで誘ってくれました。
このように結論から話しを進めることで、要点をまとめやすくすることが出来ました。
また、面接官も結論を分かった上で話を聞くことが出来るので、質疑応答をスムーズに進めることが出来ますね。
質問の内容を適度にオウム返しするとあいずちのように感じられ印象が良くなります。
しかし、やりすぎるとしつこくなってしまうので注意。
学歴・職歴について
学歴・職歴を見て判断する基準は以下の通り。
学歴・職歴の判断ポイント
- 短い期間で転職を繰り返していないか
- 過去の経験から活かせる知識やスキルはあるか
- 退職した理由に筋が通っているか
主にこの3点を重視して見ていきます。
基本的に学歴(出身校や大卒など)は問いません。
採用する側としては、短い期間で転職ばかり繰り返しているような人は、採用してもまた転職されるといったリスクを考えます。
それなりの理由がある場合は考慮しますが、基本的には不安要素になるということには変わりありません。

逆の考え方で、同じ業種を転職している人は向上心のある人なのかもと思ったりもします。

一貫性のない転職が良くない印象を与えるんですね!
あとは、学生時代や過去の職場で何を得ることが出来たか、得た知識やスキルが活かせることが出来るかどうかを判断していきます。
もしも同じ評価の人間で採用を迷っているとしたら、知識やスキルが豊富な方が有利なことは多いです。

僕の場合はどちらかと言うと経験者よりも未経験を採用したいかな?

経験者の方が有利なんじゃないですか?

未経験者の方が何も知らない分教えたことを全て吸収してくれること。
それと可能性にかけたかったので。

未経験だから不利になるということでもないんですね!
このように即戦力になる経験者ばかりが有利になることもないので、不安になることはありません。
未経験なぶん、教えられたことは何でも吸収していける自信があることをポジティブにアピールしていけば、採用の可能性はグッとあがります。
履歴書に有利になる様な嘘を書くのは絶対にやめましょう。
あとでバレた時に解雇の理由になってもおかしくはありません。
志望動機について
志望動機を重要視する企業はかなり多いです。
採用者が見るポイントは以下の通り。
志望動機を見るポイント
- やる気があるか
- 仕事に適していそうか
- 転職理由と矛盾がないか

一番の採用基準はやる気があるかどうかです!
志望動機をしっかり正確にアピールするには、どんな仕事内容をする予定なのかも出来るだけ把握しておく必要があります。
矛盾点や仕事内容の行き違いを防ぐためにしっかり下調べをして、どのような場面で自分が活躍出来そうかを伝えていきましょう。

給与が良かったからと素直に伝えるべきですか?

採用する側としては仕事の内容にやりがいを感じて働いてもらいたいから別の理由の方がいいですかね!笑
極端に言うとこの仕事じゃないとダメなんですくらい情に訴えかけるといいかもしれません。
以下に、良い例をあげておきます。
私は〇〇を知ってから今まで悩んでいた、〇〇の悩みを解決することが出来ました。
経験はありませんが、自分だけではなく同じ悩みを持っている方に広めていきたいと強く思っています。
採用して頂けましたら、技術や知識を身につけていき、たくさんの方々に喜んで頂けるよう日々努力していきたいです。
経験談を交えているので志望した動機が分かりやすく、貢献心も見て取れるので好印象です。
では逆に、印象としては微妙な例をあげます。
美容が好きで自分自身も綺麗にすることが好きなので気になる部分があったり、自信がないだったりで悩んでるお客様の助けになりたいです。
そして、施術後に「来て良かった!」と言われるようになりたいです。
何が良くないか分かりますか?
自分が採用する側だと思って考えてみてください。
それでは正解を言います。
「自分のことしか書かれていない」というのが答えです。
これでは採用するメリットが見当たりません。
なりたい自分をアピールするのも大事ですが、企業側にどのように貢献していくかも考えないと審査として不利な状態となります。

お互いにメリットがあるような書き方が適切です!
その他Q&A
応募から採用までの流れ

ここで一度全体の流れを把握しておきましょう。
応募から採用までの流れを知っておくことで、「こんなこと知らなかった!」なんてことを無くすことが出来ます。
応募から採用までの流れ
- 求人サイトで応募する
- 書類選考
- 面接(1〜3次)
- 内定(1〜6ヶ月の試用期間)
- 本採用

一般的にはどこもこんな感じね!
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①求人サイトで応募する
基本的には転職やバイト探しなどは、求人サイトを利用して応募することが一般的だと思います。
求人サイトによって求人情報を出している企業は異なりますので、複数のサイトを利用して自分に合った職場を探しましょう。
また、同じ会社でも求人サイトによって給与が異なる場合があるので、比較して労働条件の良い求人サイトからお申し込みすることをおすすめします。
- 求人サイト①→給与20万〜(バイト時給1100円〜)
- 求人サイト②→給与18万〜(バイト時給1000円〜)
待遇が異なる理由は、サイトに掲載した時期で待遇を変えた、求人で集まらなかったから待遇を良くしたことなどが考えられます。

最終的に確認は必要だけど、好条件のサイトから申し込んでおけば間違いないですね。
②書類選考
書類選考では必要最低限の条件を満たしているかを確認するために、求人サイトに登録されたプロフィールや履歴書を見ていきます。
求人サイトによっては、直接企業に問い合わせを促している場合もあるので、書類選考は必ずあるものではありません。
書類選考で見られるところ
- 年齢
- 学歴・職歴
- 免許・資格
- 自己PR・志望動機
- 本人希望(給与・シフト等)

ここで重視しているところはなんでしょう?

僕の場合は自己PR・志望動機を重視していたかな。
やる気のある人を採用したかったから!

なるほど!
熱意をアピールすることが重要なんですね!
基本的に多くの企業は、学歴・職歴を見て実務経験を重視していることが多いです。
無事合格出来れば、次の面接の日程の連絡が来るので、当日トラブルが無いようにしっかり準備しておきましょう。
③面接
面接は企業によって異なり、1〜3回ほど実施します。
会社規模が大きくないところでは1回で合否が決まりますが、その分短い時間でアピールしないといけない為しっかりとした準備が必要なことには変わりありません。
マナーや一般常識が重視される企業もあれば、資格だけで採用が決まる企業もあったりと採用条件はさまざま。
面接のコツは、当記事の内容や求人サイトの対策情報などを参考にしていただければと思います。
④内定(1〜6ヶ月の試用期間)
内定後は、人材が適正であるかを確かめるために1〜6ヶ月(法律上最大1年)の試用期間が設けられます。
アルバイトの場合は1〜3ヶ月の研修期間が一般的。
適性な人材であるかの判断基準は以下の通り。
- 勤務態度に問題はないか
- 経歴詐称はないか
- 職務能力が著しく乏しくないか
特に問題なければ試用期間終了後、本採用へと移ります。
試用期間の間、給与・保険などの待遇は通常とは異なるので、トラブル防止のために事前に期間と待遇をしっかり確認しておきましょう。

実際には2〜3ヶ月の試用期間を設けている企業が多いかな!
試用期間で努力を認められると、本採用時に待遇を良くしてもらえたり、給与交渉の材料となるので、出来るだけ頑張ってみることをおすすめします。
⑤本採用
試用期間を終えると本採用です。
特に注意することはありませんが、雇用契約書を記入するときに労働条件が正しいかを確認しておきましょう。

今後何年も関わることだからしっかり確認するべし!
面接は準備が重要!

当たり前のことですが面接では準備が合否の分かれ道です。
受け答えがスムーズに出来ないと、「段取りが悪く仕事もできないイメージ」がついてしまい他の候補者に遅れをとってしまいます。
素の自分で勝負するといって何も考えず面接まで挑む人もいますが、ほとんどの場合どこかで矛盾が生じたり動機がぶれてしまいがち。

なんでもテキパキ答えられるように質問されそうなことは考えておく必要がありますね!

そのとおり!
「なんでうちを選んだか」は必ず聞かれるからしっかり考えておこう!
面接のコツ:まとめ

以下に本記事の内容をまとめておきます。
自己紹介でのポイント
- ハキハキしているか
- 笑顔が多いか
清潔感の主なチェックポイント
- シワだらけになっていないか
- 放置されたシミ汚れはないか
- 髪は整えているか
- 爪は手入れされているか
- 嫌な臭いはしないか
質疑応答は結論から話す。
学歴・職歴の判断ポイント
- 短い期間で転職を繰り返していないか
- 過去の経験から活かせる知識やスキルはあるか
- 退職した理由に筋が通っているか
志望動機を見るポイント
- やる気があるか
- 仕事に適していそうか
- 転職理由と矛盾がないか
以上、少しでも参考になれば幸いです。
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