サイト移転前に新サーバーで動作確認する方法

サイトを別サーバーへ移転する際、いきなりネームサーバーを変更してしまうと、表示崩れやデータ移行ミスがそのまま本番環境に反映されてしまう可能性があります。

実は、ネームサーバーを切り替える前でも、新サーバー上のサイトを事前に確認する方法があります。

本記事では、DNS変更前に安全に動作確認を行う手順を解説します。

目次

安全な引っ越しの手順

  1. 移転先サーバーにドメインを追加
  2. 移転先サーバーでサイト構築(WordPressのインストールなど)
  3. サイトの動作確認
  4. 問題がなければ旧サーバーのネームサーバーを変更
  5. 引っ越し完了

安全なサイト移転の基本は、先に新サーバー上にサイトのコピーを作っておくことです。

こうしておくと、ネームサーバーを切り替える前に、サイトの表示や動作を事前に確認できます。

ネームサーバーはできるだけ最後に変更することで、本番環境への影響を最小限に抑えられます。

問題がなければ切り替え、確認後に正式に公開する、という流れが安全な手順です。

hostsでサイトの動作確認(Macの場合)

hostsファイルは、自分のMacだけに「このドメインはこのIPにアクセスする」と指示する仕組みです。

これを使うと、ネームサーバーを切り替える前でも新サーバー上のサイトを確認できるため、本番環境に影響を与えずに動作チェックができます。

①サーバーのIPアドレスを確認する

まず、サーバーのIPアドレスを控えておきます。

エックスサーバーの例だと、サーバーパネルの「サーバー」>「サーバー情報」からIPアドレスを確認できます。

例:123.45.67.89

②hosts ファイルを編集

ターミナルを開いて、hosts ファイルを編集します。

sudo nano /etc/hosts

パスワードを聞かれたらMacのログインパスワードを入力。

③hostsに新サーバーの情報を追加

末尾に以下を追加。(サーバーのIPアドレスとドメインは置き換える)

123.45.67.89 example.com
123.45.67.89 www.example.com

④保存して終了

  • Ctrl + O → Enter(保存)
  • Ctrl + X (終了)

⑤DNSキャッシュをクリア

hosts に書き換えたIPが確実に反映されるよう、Mac のDNSキャッシュをリセットします。

sudo dscacheutil -flushcache
sudo killall -HUP mDNSResponder

これでexample.comにアクセスすると、新サーバー上のサイトが表示されるようになります。

※SSLはまだ有効になっていないため、確認はhttpで行います。

注意:確認後は必ず元に戻す

確認が終わったら、hostsに追加した行を削除して元に戻します。

↓削除

123.45.67.89 example.com
123.45.67.89 www.example.com

残したままだと、自分のPCだけ新サーバーに固定されてしまったり、SSL更新や将来のサーバー移行時に混乱することがあります。

Mac以外の場合

Windowsでも手順はほぼ同じです。

C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hostsをメモ帳などのテキストエディタで開き、同じようにIPアドレスとドメインを追加し、上書き保存します。

詳しい方法はエックスサーバーのマニュアルにも記載されています。

動作確認後はネームサーバーを変更

あとは、旧サーバーのネームサーバーを変更して引っ越し完了です。

引っ越し後も、ページやメールが正しく動作しているか最終確認すると安心です。

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